Interview04

パレスホテルのキッチンに
次世代の道をひらく。

2014年入社
調理部レストラン調理課グランドキッチン
アシスタントシェフ

A.S.

2014.04
調理部バンケット調理課
ホットキッチン
2020.04
調理部バンケット調理課ホットキッチン
アシスタントセクションヘッド
2022.04
調理部バンケット調理課ホットキッチン
セクションヘッド
2022.07
調理部レストラン調理課グランドキッチン
セクションヘッド
2026.04
調理部レストラン調理課グランドキッチン
アシスタントシェフ

MY DECISION

パレスホテルに決めた理由

伝統を守りながら。
料理の戦略もおなじ。

パレスホテルとの出会いは、調理師専門学校1年生のとき。ホテルがリニューアルオープンするからと学校にアルバイトの公募案内が来ていたのです。当時の私はパレスホテルを全く知らないまま「ちょうどいい」と軽い気持ちでアルバイトに。そのままとんとん拍子に進み、オールデイダイニング グランド キッチンに立つことになりました。オープン直後ということもあり、配属先は旧ホテル時代のベテランの方ばかりで、若手はわずか2、3人でした。どう馴染んでいこうと思いながらも、気付けば最初からオーダーの対応や料理の提供を任されていました。表に立って料理をする毎日は純粋に楽しく、やりがいを感じていたため、このまま就職することを決めました。リニューアルしたばかりのホテルで、昔ながらのメニューが新しいデザインで生まれ変わっていく。伝統を守りながら進化するパレスホテル東京の戦略が、厨房の中にも確かにありました。

My Value

人生・仕事の価値観

厳しい環境にも、
いつも遊び心を。

入社後は、厳しいと聞いていた調理部バンケット調理課ホットキッチンという宴会・婚礼の調理場へ配属されました。限られた時間の中、相当な人数分の料理を高いクオリティで一斉に提供することが求められる。想像以上に忙しい環境で、新人にとっては厳しい世界でした。入社して数年経ち、少しずつ経験を積んできた中で考えていたのが、どうすれば若い後輩たちがこの仕事を楽しめるかということ。まず何があったのかを聞き、ミスをしても頭ごなしに責めるのではなく、なぜそうなったのかを一緒に考える。仕込みの順序をどう効率よくできるか、どこに遊び心を加えられるか探る。厳しく指導するよりも、気持ちに余裕を持って仕事に向き合えるチームの方が力を発揮できる。その戦略をつくるのは、周りの仲間より長くこのキッチンに立ってきた自分の役目。教えてくれたのは、ほかでもない自分自身がくぐり抜けてきた現場でした。

My Vision

目指したい姿

積み重ねた経験が、
果たすべき目標に。

アルバイトから数えると、もう十数年パレスホテル東京のキッチンに立っています。今は、オールデイダイニング グランド キッチンに戻り、アシスタントシェフというポジションに就きました。現場経験と知識も蓄えられ、若手の育成も任せてもらえるようになり、私自身もっとステップアップしていきたいと考えています。でも、厨房の現場において、新入社員から管理職へ就任する事例はまだ多くありません。ふとそのことが気になり始めたのは、気付けば私が若手の中で一番上の立場になっていたころでした。自分がその道を歩み切ることで、後に続く人たちへの手本になれるかもしれない。新入社員からコツコツ積み重ねて、あそこまで上がれたという姿を見せること。このキッチンで長く働き続けてきたからこそ拓ける道がある。次の世代のモデルケースになることが、今、私が果たすべき目標です。

My Routine

自分磨きのためにしていること

“ 教えるだけでなく、共に感性を育てる ”

毎日立つキッチンには感性を磨くヒントが隠されています。中途入社の方は私が知らない料理や技術をたくさん持っています。その方の試作があると聞けば、近くに行って、どのように作っているのか必ず質問します。また、後輩からも刺激を受けやすい環境です。例えば、パーティーの大皿盛りがあっても、前回と同じ盛り方をあえてしない。自分がきれいだと思う形を試し、後輩にも「自分だったらどうする?」と考えてもらう。正解を教えるより、一緒に考えるほうが気付きもあり、お互いの感性が育つと考えています。